Threads投稿リサーチの教科書
特典①で見つけたアカウントを起点に、伸びた投稿を「型」と「テーマ」に分けて集めておくと、次の投稿でどこを参考にすればいいかが見えてきます
この教科書でやること
この特典は、特典①「アカウントリサーチの教科書」の続きです。特典①で見つけたお手本アカウントを起点に、参考にする投稿を探しましょう。
やることは3つだけです。
- フォロワーが少ないのに伸びた投稿を見つける
- その投稿が「型」で伸びたのか「テーマ」で伸びたのかを見分ける
- 型とテーマを別々のノートに貯めて、組み合わせて投稿を作る
難しい道具は使いません。Threadsのアプリとスマホのメモ帳があれば、今日から始められます。
1.伸びた投稿をそのままマネしても伸びない理由
リサーチと聞くと、多くの人は「伸びている投稿を探して、似た投稿を作る」をイメージします。
でも、これだけだと自分の投稿に活かしきれないことがあります。
理由はかんたんです。投稿を分析するとき、まず「型」と「テーマ」の2つに分けると考えやすいからです。
- 型=投稿の形。書き出しの1行目、行数、改行の入れ方、箇条書きの並べ方、ツリー(続きの投稿)の本数、締めの一言
- テーマ=投稿の話題。何についての投稿か、誰のどんな悩みに答えているか
料理に例えると、分かりやすいかもしれません。
- 型=レシピ(切り方・焼き方・盛り付け)
- テーマ=食材(旬の野菜、みんなが食べたいお肉)
人気の料理を見て「おいしそう、同じのを作ろう」と思っても、おいしかった理由がレシピなのか食材なのかが分からなければ、次に別の料理を作る時に何を残して何を変えればいいかが分かりません。
Threadsの投稿も同じです。
伸びた投稿を「伸びたから」という理由だけで集めると、型が影響したのか、テーマが影響したのかが混ざったままになります。混ざったまま集めた投稿は、次の投稿に使い回せません。
だからこの教科書では、リサーチを最初から「型を探すリサーチ」と「テーマを探すリサーチ」の2つに分けます。
2.型とテーマの見分け方を1つの投稿で練習する
たとえば、次のような投稿が伸びていたとします。
入園準備で本気で買ってよかったもの3つ
①名前スタンプ →100枚の名前つけが10分で終わる
②速乾タオル →毎日の洗濯が夜のうちに乾く
③ラベルシール →先生に「見やすい」と言われた
1つでも持ってない人は今のうちに
この投稿を、型とテーマに分けるとこうなります。
| 分ける視点 | この投稿の場合 |
|---|---|
| 型(形) | 1行目に「本気で買ってよかった○○3つ」/丸数字で3つ並べる/各項目の下に「→」で使った結果を1行/最後に「今のうちに」で行動をうながす |
| テーマ(話題) | 入園準備で何を買えばいいか分からないママの悩み |
ポイントは、型の欄には話題を書かず、テーマの欄には形を書かないことです。
型だけを取り出せば、「○○3つ」という並べ方は、入園準備でも、楽天のお買い物マラソンでも、時短家電でも使えます。購入経験がない商品には「買ってよかった」と書かず、「気になっている○○3つ」などに言い換えましょう。
テーマだけを取り出せば、「入園準備で何を買えばいいか分からない」という悩みは、箇条書きの投稿でも、体験談の投稿でも、失敗談の投稿でも書けます。
分けて考えると、1つの投稿から次の投稿に使える材料が見つかります。
3.狙うのは「フォロワーが少ないのに伸びた投稿」
リサーチで一番大事なのは、どの投稿を参考にするかです。
まず参考にしたいのは、普段はあまり伸びていない小さいアカウントなのに、その投稿だけ反応が多い投稿です。
大手アカウントは「動き」を参考にする
フォロワーが多いアカウントは、見てくれる人が最初から多いので、投稿も見られやすい傾向があります。
大手アカウントの投稿は、伸びた数字だけを追いかけるのではなく、どんな話題を扱っているか、どんな見せ方や導線を使っているかという「動き」を参考にしましょう。フォロワーが多いほどアカウント自体の影響もあるため、投稿内容だけで伸びたとは判断できません。
フォロワーが少ないアカウントの投稿にいつも以上の反応があれば、投稿内容が広く届いた可能性があります。小さいアカウントでも、投稿を見てもらえる機会はあります。
小さいアカウントで伸びた投稿は、自分の投稿を考える時の参考候補になります。
見つけた投稿が「狙い目」かを確かめる2つのチェック
投稿を見つけたら、アカウント名をタップしてプロフィールを開き、次の2つを確認します。
チェック①:フォロワー数に対して、いいねが多いか
いいね数をフォロワー数で割ります。
- フォロワー800人で、いいね400→0.5倍
- フォロワー300人で、いいね600→2倍
ひとつの参考として、いいね数がフォロワー数に比べて目立って多い場合は注目するきっかけになります。ただし、フォロワー外に届いた証拠ではありません。まずはそのアカウントの普段の投稿との違いを確認しましょう。
チェック②:そのアカウントのいつもの投稿より、飛び抜けているか
プロフィールで、直近10本くらいの投稿のいいね数を眺めます。
- いつもはいいね5〜20なのに、その投稿だけ300→狙い目
- いつも300前後で、その投稿も300→いつも通り。参考にする理由が弱い
いつもの投稿を大きく上回っていたら、その投稿にはいつもと違う何かがあるかもしれません。その「何か」を見つけるのが次の章です。
※他の人の投稿の閲覧数は、外からは見えません。リサーチでは、誰でも見えるいいね数・コメント数で判断すれば十分です。
4.その投稿は「型」で伸びたのか「テーマ」で伸びたのか
狙い目の投稿を見つけたら、伸びた理由を切り分けます。
まずは、同じアカウントの中で比べてみるのがおすすめです。小さいアカウントの過去の投稿は、比べるための材料がそろっています。
見分け方の手順
手順①:そのアカウントの他の投稿と「形」を比べる
- いつもと同じ形なのに、この投稿だけ伸びた→話題が影響したかもしれません。テーマが影響した可能性がある
- いつもと違う形を初めて使って伸びた→形が影響したかもしれません。型が影響した可能性がある
手順②:そのアカウントの他の投稿と「話題」を比べる
- 同じ話題を前にも投稿していて、その時は伸びなかった→形が影響したかもしれません。型が影響した可能性がある
- 初めて扱った話題で伸びた→テーマが影響した可能性がある
手順③:コメント欄を読む
- 「わかる」「うちもそれで困ってる」「それどこで買えますか?」など、話題への反応が多い→テーマ寄り
- 「保存しました」「続きが見たい」「この書き方わかりやすい」など、読みやすさや形への反応が多い→型寄り
判定したら、保存先を決める
| 判定 | 保存先 |
|---|---|
| 型が影響した可能性 | 型ノートだけに保存 |
| テーマが影響した可能性 | テーマノートだけに保存 |
| 両方強い(新しい形×新しい話題で、コメントも両方ある) | 型ノートとテーマノートの両方に、分けて保存 |
| どちらとも言えない | 保存しない |
最後の「どちらとも言えない」は、無理に保存しなくて大丈夫です。理由が分からないまま貯めると、あとで使いにくくなります。迷ったら無理に保存しなくてOK。次の投稿を探しましょう。
5.型リサーチとテーマリサーチは、探す場所が違う
※下の投稿は構成を説明するための架空の例です。実際に紹介するときは、商品情報と楽天アフィリエイトのルールを確認してください。
型とテーマは、探す場所も記録する中身も違います。だから時間を分けて、別々にリサーチします。
型リサーチ:ジャンルを問わず探す
型は話題を選びません。料理の投稿で伸びた形は、子育ての投稿でも、楽天アフィリエイト(楽天の商品を紹介して報酬をもらうしくみ)の投稿でも使えます。
自分と違うジャンルを見てみると、自分の発信ではまだ試していない型が見つかることもあります。
- 探す場所:おすすめ欄をそのまま眺める/自分と関係ないジャンルの言葉で検索する
- 記録すること:1行目の書き方、行数、各行の役割、箇条書きの数、ツリーの本数、締めの一言
- 記録しないこと:話題、商品名
テーマリサーチ:自分のジャンルの中だけで探す
テーマは、読む人が同じでないと使えません。育児ママ向けのアカウントが、投資家向けの話題で伸びた投稿を参考にしても、自分の読者には刺さりません。
- 探す場所:自分のジャンルの言葉(例:入園準備、時短家電、楽天スーパーセール)で検索する。検索結果の新しい順の表示も見ると、今まさに伸びている話題が見つかります
- 記録すること:話題、誰のどんな悩みか、コメント欄でどんな声が多かったか
- 記録しないこと:書き方、行数、文章そのもの
※検索画面のタブの名前は、アプリの版によって少し違うことがあります。「人気」「最新」に近い表示を選べば大丈夫です。
弱いメモと強いメモ
同じ投稿を見ても、メモの取り方で使える度合いが変わります。
弱いメモ
入園準備の投稿がバズってた。いいね600。こういうの書きたい。
型が影響した可能性かテーマが影響した可能性かが書かれていないので、次に何をすればいいかが分かりません。
強いメモ(テーマノート)
話題:入園準備で何を買えばいいか分からない 誰の悩み:来年4月に入園する子どものママ コメント欄:「名前つけが地獄」「どこで買ったか知りたい」が多い 判定:同じアカウントがいつもと同じ箇条書きで書いた中で、この話題だけ伸びた=テーマが影響した可能性
強いメモ(型ノート)
1行目:「本気で買ってよかった○○3つ」 本文:丸数字で3つ/各項目の下に「→」で結果を1行 締め:「今のうちに」で行動をうながす1行 ツリー:なし 判定:同じ話題を前に体験談の形で書いた時は伸びず、この形で伸びた=型が影響した可能性
強いメモは、そのまま次の投稿の材料になります。
6.集めた型とテーマを組み合わせて投稿を作る
ノートが貯まったら、型ノートから1つ、テーマノートから1つ選んで組み合わせます。
例:
- 型ノートから:「本気で買ってよかった○○3つ」+丸数字3つ+「→」で結果+「今のうちに」で締め
- テーマノートから:楽天スーパーセールで何を買えばいいか迷う
組み合わせると、こうなります。
楽天スーパーセール前に気になっているもの3つ
①まとめ買いのティッシュ →買う前に価格とポイント条件を確認したい
②ふるさと納税のお米 →重い物を玄関まで届けてもらえる
③子ども用の水筒 →サイズやカラーを比較して選びたい
次のセールまでにお気に入り登録だけでも
形は伸びた投稿からヒントを得ていますが、話題も文章も自分で考えています。未購入の商品は「使った」「買ってよかった」と書かず、実際に確認できた情報だけを紹介しましょう。価格・ポイント・在庫・キャンペーン条件は投稿前に最新情報を確認してください。文章を丸写ししないのは、型とテーマを分けて集めているからこそできることです。
投稿したあとが本番
投稿したら、まず2〜3日後を目安に、普段の投稿と比べて反応を確認します。いいね数だけでなく、コメントの内容や、確認できる場合はプロフィールへの反応も参考にしましょう。2〜3日で結果を断定せず、何本か試して傾向を見ます。
- 伸びた→この型とテーマの組み合わせが、読者に合っていた可能性があります。型はほかのテーマにも、テーマはほかの型にも使い回せます
- 伸びなかった→型かテーマのどちらか片方だけを入れ替えて、もう一度投稿します
片方だけ入れ替えるのがコツです。両方を同時に変えると、また「どっちが理由か分からない」状態に戻ってしまいます。
これを続けると、自分のアカウントで伸びる型と、自分の読者に刺さるテーマが、ノートの中にどんどん残っていきます。
7.やらなくていいこと
- 大手アカウントのバズを数字だけで追いかける→投稿の丸写しはせず、話題の選び方・見せ方・導線などの「動き」は参考にしましょう
- 毎日何時間もリサーチする→週に1〜2回、30分で十分です。浮いた時間は投稿を作る方に使いましょう
- 伸びた理由が分からない投稿を保存する→使い道のない投稿が増えて、ノートを見返すのが大変になります
- 伸びた投稿の文章をそのまま書き写す→借りるのは形と話題だけ。文章は自分の言葉で書いた方が、読者にも自分の投稿として届きます
8.今日からやる3ステップ
ステップ1:ノートを2つ作る
スマホのメモアプリで「型ノート」と「テーマノート」を作ります。それぞれに次のひな形を貼っておくと迷いません。
【型ノート】
1行目:
本文の形:
締め:
ツリー:
見つけた投稿のフォロワー数/いいね数:
判定の理由:
【テーマノート】
話題:
誰の悩み:
コメント欄に多かった声:
見つけた投稿のフォロワー数/いいね数:
判定の理由:
ステップ2:15分で型を3つ、15分でテーマを3つ集める
型はおすすめ欄やほかのジャンルから、テーマは自分のジャンルの検索から探します。まずは普段より反応が高い投稿を探しましょう。小規模アカウントの投稿は比較しやすい候補ですが、大手アカウントの話題の選び方・見せ方・導線も参考になります。
ステップ3:型1つ×テーマ1つで、1投稿作る
組み合わせて投稿し、2〜3日後にいいね数を見ます。伸びなければ、どちらか片方だけ入れ替えます。
おわりに
1か月後、投稿を作ろうとスマホを開いたあなたは、もう「何を書こう」と悩んでいません。
型ノートには、自分のアカウントで実際に伸びた形が10個。テーマノートには、自分の読者がコメント欄で反応してくれた話題が10個。
その中から1つずつ選んで組み合わせるだけで、今日の投稿の骨組みができあがります。伸びなかった時も「今回はテーマを入れ替えてみよう」と、次に試すことを考えやすくなります。
伸びた投稿をただマネするのではなく、どこが参考になったのかを考えて次に活かせる。それが、型とテーマを分けてリサーチする良さです。